Mac (10.15 Catalina) に取り急ぎいれたアプリケーション
前回の 初期設定 に続き必要なアプリケーションをインストールしていく。前回の内容はクリーンインストールした macOS Catalina をとにかく最低限動くまでという感じ。今回は日常的に使うアプリケーションを入れていく。
普段使うのに必須だと感じていたり、昔のアプリケーション紹介サイト運営時の経験から最近はあまり使わなくなっても好きなアプリケーションとか。色々インストールしてく。
ユーティリティ
Alfred
Alfred - Productivity App for macOS
多機能ランチャー。
自分は Homebrew Cask でインストールした。
$ brew cask install alfred
Mac OS X 10.7 Lion から搭載された Launchpad により、アプリケーションへのアクセス、起動がかなり楽になりました。しかしながらやっぱりキーボードランチャーはほしい。
昔は高機能な QuickSilver 派だったが、今はもうそこまでは良いかなという感じ。Alfred では Powerpack を購入すればよりパワフルな動作が期待できるけど、無料の標準装備でも十分使える。
ホットキーは ⌥option + space を割り当て。入力するとテキスト入力フィールドが現れ、そこからアプリケーションの起動だけでなく、ファイルやフォルダへのアクセス、Web サイトでの任意のワードでの検索など、簡単に使える機能だけでも多岐に渡る。
- ⌥ + space → app~ で App Store 起動
- ⌥ + space → vlc でVLC 起動
- ⌥ + space → applica~ でアプリケーションフォルダを開く
- ⌥ + space → goolgle hogehoge で Google で hogehoge と検索
- ⌥ + space → youtube fugafuga で YouTube で fugafuga と検索
など、自分で設定したホットキーで様々なアクセスが可能になる。慣れると Launchpad 起動のトラックパッドジェスチャをしに右手を動かすのすら面倒になる。さらに Mac のロックやゴミ箱を空にする操作など、システムへのアクセスも可能。
AppCleaner
アプリケーションのアンインストーラー。
10年ほど前に自分が Mac を使い始めた頃から、「アプリケーションのアンインストールはゴミ箱に入れるだけです」なんてオフィシャルに言われていたりしたけど、アプリケーションの設定や使用情報などはライブラリフォルダに残ったりしている。その関連ファイルまでまとめて削除することができる。それこそ10年以上使い続けている。
アプリケーションファイルをドラッグ・ドロップすると関連ファイルとパスが表示される。名前で引っ張ってきているっぽいので一応余計なものを連れてきていないか確認して削除。
ClipMenu
ClipMenu.com: クリップボード管理ソフト - ClipMenu.com
クリップボード履歴管理アプリケーション。この類いのアプリケーションもかなり増えたけど、使い慣れたこれをずっと使っている。あまり高機能のものはいらない。
メニューバーに常駐して動く。
ホットキーに ⌘command + ⇧shift + v を割り当て。通常のペースト ⌘command + v に ⇧shift を加えることで、これまでのコピー履歴が表示され呼び出すことができる。
ここで前回の記事の Karabiner-Elements の設定とのコンビが最強。手を動かすことなく、Caps Lock キーを押しながら h/j/k/l の vim 風操作で履歴を再利用することができる。クリップボードの履歴を辿る機能は絶対にほしいしその操作性の良さに慣れると手放せない。
Disk Inventory X
ディスク内データ量可視化アプリケーション。データの整理に。
こんな感じでディスク内で占めるデータ量の割合に合わせて、ディレクトリの大きさをタイル状に可視化してくれるアプリケーション。
類似アプリに GrandPerspective というのもあるけど、自分は使い慣れた Disk Inventory X を使っている。
アーカイバ
MacWinZipper
Mac, Windows 間の zip ファイルのやりとりを快適に。
Mac で zip ファイルを作成し Windows で解凍をするとファイル名の文字化けや不要なファイルの紛れ込みが起こる。そこをこのアプリケーションを使って圧縮を行うことでそれを回避できる。
使い方もファイルをまとめてドラッグ・ドロップするだけと単純明快。
The Unarchiver
The Unarchiver | Top Free Unarchiving Software for macOS
多様なファイルを解凍する。
zip だけでなく、rar や lhA, 7-zip など様々なタイプの圧縮ファイルを解凍する。
テキストエディタ
CotEditor
CotEditor -Text Editor for macOS
Homebrew Cask でインストールした。
$ brew cask intall coteditor
シンプルながらシンタックスハイライトや設定の幅広さなどから昔から広く愛用されているプレーンテキストエディタ。
動作の軽快さとは裏腹にその動作はパワフル。シンプルなテキスト編集ツールとしてもアウトライン機能や Markdown 対応など頼もしく、シンタックスハイライトも幅広いプログラミング言語に対応しておりちょっとしたソース確認なんかにも使えるかなり使えるやつ。
nvALT
いつでも簡単に呼び出せる軽量ノートアプリ。Evernote は要らない (昔使ってたけど) 。これも Homebrew Cask でインストールした。
$ brew cask install nvalt
Notational Velocity というアプリケーションから派生したアプリケーション。その軽量さがウリで、用途の範囲としてはスティッキーズ的なちょっとしたメモからそこそこ分量のあるテキストをまとめるノートとして。
画像は Markdown で書いたテキストを右でプレビュー表示しているところ。
個人的な惚れポイントとしては、ノートの共有アプリ Simplenote との連携機能と、ホットキーでの起動機能の 2 点。常時起動させてメニューバーに常駐しているが、ホットキーに ⌘command + ⇧shift + return を設定しており、キー入力でトグルできる。そこに残したメモやテキストは、iPhone アプリと同期されて出先でも確認できる。気楽に使えて本当に良い。
新規ノートを開始し、一行目に入力したテキストがノートのタイトルとして記録され、複数のノートを管理できる。また Markdown での書き起こしとプレビュー機能も持っており、はてなブログの記事起こしにも使える。
ずっと使ってきたけどこれを機に調べてみたところ nvALT の次期プロジェクトとして nvUltra というのが始まってるらしい。
Codename: nvUltra - BrettTerpstra.com
ダウンローダ
macOS Catalina から 32bit 非対応となり使っていた URLcollector, Getter1 は非対応…。
SiteSucker
Web サイトをまるごとダウンロード。
期間限定公開 Web サイトだったりするコンテンツを手元に保存しておきたいときなどに。
対象 Web サイトの URL をコピペしてダウンロード先を指定するだけ。
ファイル共有
Dropbox
オンラインストレージ兼ファイル共有。知らん間に無料だと端末 3 台までになってたんですね…。
Homebrew Cask からインストールした。
$ brew cask install dropbox
SNS・コミュニケーション
夜フクロウ
Twitter も10年以上やっていると本当に色んなことがありました。Favstar/ふぁぼったーの終焉、UserStream 廃止、Twitter ドラマなんてのもありましたね。Timeline タブから正規表現でエアリプを拾って fav とかやってたな…。
昔ほど熱心に TL を追ってないけど、愛着と信頼を寄せて使っているクライアントアプリ。
Twitter Web にしても iPhone 公式アプリにしてもそうだけど、表示順は時系列じゃないわ要らん広告がんがん出してくいるわみたいな UI のツールを使う気はさらさら起きない。
LINE
コミュニケーションツール。特に言うことない。
メディア ( 画像・動画・音楽)
VLC
オープンソースの万能動画再生アプリケーション。これさえ入れておけば動画再生で困ることはない。幅広い拡張子、コーデックに対応。
オープンソースのベストなプレイヤー VLCメディアプレイヤーのオフィシャルダウンロードです。 - VideoLAN
MPlayerX
軽快に動くシンプルな動画プレイヤー。動作は軽く、ウインドウを縁取るベゼルもなく、ファイル名の連番を検知して自動再生してくれるなど、一番使っている動画再生アプリ。これで再生できなければ VLC を使うという感じにしている。
どうでもいいけどローカライズがところどころつたなくてかわいい。これを Twitter でぼやいたら開発者からこれまたつたない日本語でリプライもらったことある。応援したくなった。
ffmpeg
動画コンバータ。お気に入りの動画を iPhone 用に変換したり。
GUI フロントエンドもあるけどコマンドラインで十分。Homebrew で入れる。
$ brew install ffmpeg
動画コンバート始めると iMac のファンが怖いくらいの音立てる…もう寿命も近いのだろうか…。
Seashore
画像編集ソフト。オープンソースソフトウェア GIMP の流れを組むソフト。以前はこれの更に派生の Leeshore を使っていて使い慣れたこっちが良かったけど、これも 64bit の波に…
Homebrew Cask で入れた。
$ brew cask install seashore
SimpleComic
Dancing Tortoise | Simple Comic
漫画閲覧用アプリケーション。用途は漫画に留まらず、多量の画像ファイルを連続して閲覧するシーンでいつも使える。
画像ファイルの入ったフォルダを丸ごと、もしくはまとめられた zip ファイルでも、SimpleComic のアイコンにドラッグ・ドロップするだけ。漫画のように縦長の画像であれば見開きで表示してくれたり。不安定になることもなく使いやすいツール。
Lyrics Master
Lyrics Master - iPhone / iTunes / iPod で歌詞を楽しもう!
再生中の楽曲の歌詞を Web から検索して登録。
Catalina になり iTunes がミュージックに生まれ変わった。iPhone での音楽再生の UI もこの数年で変化があり、歌詞表示のプライオリティは自分の中でも下がってきたけど、それでもほしい。
【ミュージック連携】を押せば再生中の楽曲の情報を取得し、歌詞掲載サイトから検索しデータをとってきてくれる。
TuxGuitar
.:: TuxGuitar ::. Open Source Tablature Editor :: TuxGuitar
ギター・ベース TAB 譜や五線譜の作成、MIDI 出力などが行えるオープンソースソフトウェア。使い方も簡単。
Mixxx
Mixxx - Free DJ Mixing Software App
DJ アプリ。iTunes ライブラリからの読み込みに対応。BPM 同期、エフェクト、DJ コントローラー対応など。
Homebrew Cask にある。
$ brew cask intall mixxx
出力用とヘッドフォンでのモニタリング用とサウンドチャンネルが双方あれば、その気になれば Mac のキーボードだけでもそれっぽいことをして遊ぶことができる。楽しい。
もちろん DJ コントローラーで操作することもできる。
現状若干日本語が文字化けする。
おわり
おわらないけど。長くなってしまったので Web ブラウザ、というか Firefox の設定と、開発環境は別枠にする…。
ここまでのものに加えて Apple 製のアプリケーションも入れる。
- Pages
- Numbers
- iMovie
- GarageBand
純正だし紹介は省く。
こうして見返すと昔からあるものばかりという感じがする。一番幅多く色々なアプリケーションを試していたのが10年とか前で、その頃から気に入って使っているものばかり。どうしても気に入ったアプリケーションを手放せない性格が出てしまって、OS が刷新されても昔のアプリケーションを探しにいってしまう。使い続けたいのに使えなくなってしまったアプリケーションもたくさんある。
今後も追加は多くありそうだけど、取り急ぎ思いついたものをインストールしていきながら列挙してみた。また今後変わっていくなかでこれは取り上げようと思ったものは書いていくかもしれない。